「複合汚染」Ⅳ “一皮むける”とはよく言ったものです

6月９日

ニンジンとゴボウの種まきを終え、一息つくと、就職活動を再開させなければならないと思うのだが、堆肥のことや、（大根はすでに予定にあるが）さらに葉物野菜など（やはりいつも食べている白菜とかキャベツ）のことを考え始め、すこぶる落ち着かない気持ちになってしまった。やはり、少しずつとはいえ、勤めながら自給自足型に切り替えようというのは“妄想”に近く、並大抵ではない。生活費をぎりぎりに設定して、パート型の職を探しているが、収支を考えるとほとんどなく、一つだけ見つかったが、妙に足踏みしてしまった。ここは踏ん張りどころである。「複合汚染」を読んでいても、ある種、使命感を持っている人が多いような気がするが、自分にもそれがないわけではない。有吉佐和子さんは、“偉大な人物”たちと書いているが、（もちろん自分のような者にはおこがましいが）いい文化を築くための魁たる何かを残してみたいとは思うのです。それは自給自足の（本当に自由な）スタイルを確立することによる、現行の経済システム（搾取と恐怖支配）からの脱皮なのです。