onna-k-hibimo7964の日記

妄想と独り言のようなものから行動を起こす

「複合汚染」Ⅲ

6月8日

間違いがなければ、記事としては三度目。でもまだ300ページ。半分に過ぎませんが、このテーマは意外に歴史も長く、奥も深く、(これらは当然ですが)範囲も広いのです。この本自体、上巻は昭和50年4月です。もう40年以上にもなるのに、事情は何一つ変わってないと感じます。それで思い出すのが、阿部司氏の「食品の裏側」①、②

 

 

 

 著者は②(2014年)の「はじめに」で①を出した2005年と比較して事情が変わるどころか“ますます深刻化している”と嘆いています。コンビニ問題もしかり。ありとあらゆる社会問題は、数十年、もめにもめても、根本的解決という方向には、ほどんど向いていきません。本当に悲しい限りです。

しかし、それでも個人レベルでは、それらを解決していっているように見える(多くはないですが)人たちもいます。この有吉佐和子さんの本にも、そういう人たちの生き方が紹介されています。まるっきりまねはできないにしても、自分のようなアレルギー体質の者には特に希望の持てる話でもあります。知れば知るほど“愚劣で悪しき慣行”。簡単に屈し、流されているだけでの生き方では、あまりにつまらない!