onna-k-hibimo7964の日記

妄想と独り言のようなものから行動を起こす

一昨日の記事の補足

6月7日

昨日は一昨日の補足を書くつもりでした。“〇〇の資本主義”をあまりに脈絡なく取り上げてしまったので。(自分の気持ちの中では自然の流れだったのです)書き直して更新してもいいのですが、あえてそのままにしておき、補足を書くことにしました。きちっとした根拠は示せないのですが、化学物質全般についての人体への影響の調査が遅々として進まないのは、薬品メーカーらの政治的圧力が少なくないのではないでしょうか。堤未果さんの「貧困大国アメリカ」三部作などを読んでみても、企業のロビー活動はすさまじいものがあることがわかります。

 

 

 

 

 

 堤未果さんはこの作品群で新書大賞とか日本エッセイストクラブ賞などを受賞されているのですが、上のうち二冊は古本屋でそれぞれ100円だったので、つい買ってしまったものです。それまでは全然知らなかったのですが、この人も突出した人だと思います。この人の作品ほど社会で何が起きてるのかをよく知ることのできる本はないかもしれないと思っているほどです。

 

話がまたそれてしまいましたが、今の日本でおそらく一番使われている除草剤、ラ〇ンド〇ップ(あるいはそのジェネリック品)に限ってみても、日本は完璧標的にされている観があります。そればかりか、かなりの癒着構造といいますか、日本では使用基準さえ幾度か緩和され、それがために他国に比べ残留農薬が数百倍も高かったりするのです。そういうことを改めて思い出し、そうして大手多国籍企業群の“神をも知らぬ手段、戦略”を思うとき、単なる“欲望”という言葉だけでは言い表せないような何かを感じるのです。そうしたとき、某局さんの“欲望の〇〇主義”などの番組でナレーションらが印象付けようとしている“一般化された、人間が持つ欲望”に起因する(例えば自然破壊などの)説明が、どうも本質から外れているように感じてしまうのです。仮に私たち一人一人に、後先を考えないそれこそ堤未果さんの言う「今だけ、金だけ、自分だけ」という欲望があって、多々の悲惨を生じたとしても、はたして、それに気づいてもなお、欲望のまま反省もなく、気にも留めず、同じ行動をとり続けるだけの“良識”なさを維持し続けられる人が何パーセントいるのでしょうか?実際良識をもとに行動する人が少ないからこうなってると考えるでしょうか?自分は必ずしもそうではないのではないかと思います。まず思うことは、良識から生じる“行動修正”の決意より、(少なくとも)重要と思われることを選び取ってるだけではないのか?ということです。これは欲望に突き動かされているのではありません。あえて言えば(正確ではないと思いますが)不安とか、心配に近いものではないでしょうか?欲望云々を持ち出すのであれば、某局の記録映画のナレーションにもでる1対99%の1の方の人たちではないでしょうか?この人たちはまるで、中野信子さんの「サイコパス

 

 に出てくるような“良心をもたないか麻痺した”人種のようです。某局の“欲望”の理論的すり替えはまるで、この人たちを擁護しているようだと自分は感じてしまうのです。まあ、スポンサーのような存在だとすれば、頭が上がらない、というのもあるのでしょうけど。しかし、未来に対しても、“責任を取る覚悟”を果たしてお持ちでしょうか?