・・・しかし、その前に・・・

7月9日

昨日は、橋本淳司さんの「１００年後の水を守る」

100年後の水を守る (文研じゅべにーる)

 を紹介させて頂いたので、今日はその第二弾、を…と考えていたわけですが…恥ずかしながら、結果として「ポカ」があったことを白状しなければならなくなりました。というのは、続けて読んでくださった方の中には気づかれた方がおられるかもしれませんが、その前日には、堤未果さんの「日本が売られる」

日本が売られる (幻冬舎新書)

 を紹介しているのです。どういうことかと言いますと、恥ずかしい話、すっかり忘れていたのですが、この上の本の最初の14～34頁には（今日になってようやく、何となく引っかかるものがあって、上の本を取り出して読んでみたのでした）世界中の水を独占化していく大企業群の暴挙ともとれる長期戦略のことが取材されていまして、これらのことをまず念頭に置かなければ当然、中国やバングラデシュやシリアその他の国々の「水欠」の問題はいくら論じても「隔靴掻痒」になるのではないか？と思えてしまいます。橋本さんの活動は、それはそれでとても素晴らしいことには違いないのですが、何かが足りない・・・しかも最も大切な何かが。