「複合汚染」最終

６月２１日

複合汚染をようやく読み終えたので、また書きます。

複合汚染 (新潮文庫)

これが最後だと思います。

P609（最終ページ）

「…いったい何をしているんでしょうね、政府から二億、企業から５億のお金を集めて作った残留農薬研究所というところは」

「つきあいきれませんな、私は」

「私も」

精一杯の皮肉？とはいえ・・・企業は政府の倍以上の額でしょ？どちらかと言えば「見え透いてる」という感が先に来てしまいます。堤未果さんは言います。“お金の流れと人事を見る”ことを。「考えるほどに周知されるべき現実というもの、それはどういう種類のことか？」そう思うと、「つきあいきれない」という表現は残念ながら「ちょっと違う」のではないかと思いました。