onna-k-hibimo7964の日記

妄想と独り言のようなものから行動を起こす

生きているシリーズⅤー著者の執念?

7月7日

3日ほど空けましたが、このシリーズⅤとして、「米は生きている」を紹介します。

 

 このシリーズは、富山和子さんの信念のでもある、自然環境と文化の不可分な関係を強調する意識が強く働いているので、五冊のどれも、内容のが多少オーバーラップしているわけですが、最後に読んだためか、今回は、富山さんの執念のようなものを感じました。事実、「海は生きている」

 

 は、2009年に出していますから、「川は生きている」(1978年刊)

 

からは 27年、「水と緑と土」(1974年刊)からなら、35年にもまたがっています。

 

なるほど「… 果たして、この人の声はどこまで届いているのだろうか」と思ってみると、???ではないか…という気がします。この方自身、そういったことを意識した上でのことがあるのだろうと思いました。たとえば、この「米は生きている」の「あとがき」には、我が国の「減反政策」に触れ、日本の穀物自給率がいかに低いか、フランス、アメリカ、ドイツの数字をあげています。以前にも紹介させて頂いた堤未果さんの「日本が売られる」を読んでみてると、深刻さはいや増します。

これは一つの見方ではありますが、幕末以来変わってない「政治的力関係」があるのではないかと思いました。きっと…私たち庶民が知る由もない「恐れ」を為政者の方々はお持ちなのでしょう…であれば、コ〇ナ報道の偏りも理解できるというものではないでしょうか?